卸売業と商社の違いとは何か?
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2023/07/05
コラム
「卸売業」と「商社」は、似たような意味の言葉ですが、実はそれぞれ特徴があります。
具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、商社の特徴・卸売業と商社の違いについてまとめました。
▼商社の特徴
「商社」とは、商品や原料を買い付けて、その商品などを必要とする消費者に販売する業種です。
「卸売業」と似ていますが、異なる特徴があります。
▼商社の主な特徴
■物流機能を持たない
「商社」は、物流センターなどを持っていません。
なので、仕入れや契約において物流を伴わない「商流」が多いです。
つまり、仕入れた商品や原料の流れをつくることが役割になります。
■メーカーに対して原料を納入する
「商社」は、石油・鉄鋼・繊維などの大きな資源や原料を買い付けて、さまざまなメーカーに売り渡します。
さらに、資源を加工した商品を海外に輸出することもあります。
■資金力と情報量・広い繋がり
商社は、莫大な資金と情報を集めることができます。
そして、企業に対して事業投資や金融投資などを、幅広く行っています。
▼卸売業と商社の違い
卸売業と商社の違いは以下の通りです。
・卸売業…生産者やメーカーなどから商品を仕入れて、小売業に販売する。
・商社…物流機能を持たない。原料の買い付けを行う。
▼まとめ
「卸売業者」は、生産者・販売者・消費者を繋げる役割を担っています。
「商社」は、直接的に一般消費者と関わることはありません。
また、莫大な資金と情報を駆使して、事業投資など行っているという特徴があります。